筆者が影響を受けたものを挙げるだけの記事

こういう自分語り文章を毛嫌いするひともいるし気持ちもわかるのだけれどそもそもブログって自分語りするものだよなということを思い出し、ぼくもまた他人のそういう文章を読むのが嫌いじゃないのでまあ楽しんでくれるひともいるだろうと思い、自分が影響を受けたものをつらつら挙げていこうと思います。つまり自己紹介記事です。

以下に挙げるものでなにか知っているもの・好きなものがあれば他のものにも興味をもっていただけますと幸いです。きっと好きだと思いますので。

……挙がったの全部日本のものだったな。まあぼくは日本人なので日本のものが好きでなにが悪いんだって話ですよ。そのうち海外編でも書くか?

Amazonリンク貼ってますがアフィ登録してないです、ってか審査落ちてます。ははは。

 

 

 

 
小説

 

佐藤友哉

ぼくのパーソナリティをつくりあげるファクターの4割くらいはこの作家による諸々のアレと言っても過言ではなく、ぼくが上京したのも定職に就かずにプラプラしているのも日々ルサンチマンを垂れ流しているのもだいたい氏のせい。
高校1年生という多感な時期に『フリッカー式』とかいうトンデモ小説を読んでしまったせいで人生がめちゃくちゃになってしまったため非常に恨んでいる。『1000の小説とバックベアード』は永遠にぼくのバイブルとして君臨しつづけるであろう。
最近は『転生! 太宰治』という小説が話題になった。

 

 

浦賀和弘 

記憶の果て(上) (講談社文庫)

記憶の果て(上) (講談社文庫)

  

佐藤友哉と同じメフィスト賞出身の作家。佐藤友哉と同じく多感な時期に読み、ぼくの人生の狂いを決定的なものとした。
その独特で奇抜な作風からセールスはかんばしくなかったが、近年『彼女は存在しない』がジワ売れしたことによって人気作家となる。
これから良質なミステリを量産しつづけていくのだろうと思っていたのだが、今年の2月に脳出血で突然逝ってしまった。安藤直樹シリーズは永遠に未完のままだ。半身を裂かれたような思いである。

 

村上春樹 

「あ、村上春樹ねw」とか言うやつマジで村上春樹を読めていない。『ノルウェイの森』しか読んでいない。
やれやれ、彼の小説が幻想文学でありサイエンス・フィクションでありシュルレアリスムでありスリップストリームであるということを知っている人間はどれだけいるのだろう?
ファンもアンチも表層の「気障で鼻につく感じ」しか掬いとっていないのかもしれない。ハチャトリアンの楽曲で『剣の舞』のみが知られている現象と同じように。

関連記事:村上春樹のこと、誤解してない? - アヤスミ雑記

 

 

乙一(永田永一、山白朝子) 

一番最初に「小説」を読んだのは乙一が一番最初だった。幸運だった。読みやすいエンタメだし。
「なんかみんな読んでるし、乙一好きって公言するの恥ずかしいな」と思っていた時期の自分を殴りたい。
とにかくエンタメ小説として技巧がすごい。システマチック。あと作風のレンジが広すぎる。
『GOTH』を読め。

 

 

谷川流 

っていうか涼宮ハルヒの憂鬱なんですが。『学校を出よう!』読んでなくてすみません。
筒井康隆御大が「『涼宮ハルヒの憂鬱』はライトノベルである以前に優れたSF作品である」とおっしゃってましたが本当にその通りです。そして優れた青春小説だとも思います。
ぼくがこうなってしまったのはだいたいハルヒのせい。陰キャになってしまったのも収入が低いのもハルヒのせい。非常に恨んでいる。
ぼくより前の世代の人は『ブギーポップは笑わない』や『イリヤの空、UFOの夏』にやられていると思われる。今の中学生ってマジでどんなライトノベルを読むんだ? そういう時代ではないのかもしれないね。

 


岡田淳

ふしぎな木の実の料理法 (こそあどの森の物語 1)

ふしぎな木の実の料理法 (こそあどの森の物語 1)

  • 作者:岡田 淳
  • 発売日: 1994/12/01
  • メディア: 単行本
 

児童文学の作家。ぼくの読書原体験。
「優れた児童文学は大人の鑑賞にも堪えられる。そうでなければ、ただの子供だまし」と大学の先生が言っていた。マジでその通りだと思う。大人になった今読んでも本当におもしろい。
心の薄汚れた大人は『こそあどの森の物語』シリーズを読むとよい。はい、わかりました。

 

 

漫画

 

手塚治虫

火の鳥【全12巻セット】

火の鳥【全12巻セット】

  • 作者:手塚 治虫
  • 発売日: 2013/07/08
  • メディア: コミック
 

手塚しか勝たん。
「漫画の神様」と言われているように漫画史開闢以来マジでだれひとりとして彼を超えられた者はいない。だれがなんと言おうといない。村上春樹の件もそうだけどちゃんと読んだこともないのに適当なこと言うなよお前ら。ていうか手塚治虫読んでないのに漫画好きを名乗るなよ。オルタナ好きなのにニルヴァーナ聴いてないやついないだろ。
火の鳥』にはこの世界のことすべてが書かれている。『ブラックジャック』は凡百の道徳の教科書に勝る。ぼくはマジであらゆる影響を受けている。

 

鬼頭莫宏

やたら線の細い少年少女が陰惨なSF世界でぐちゃぐちゃになる話を書いている人。『なるたる』『ぼくらの』はアニメ化して有名になった。両方再アニメ化してくれないかな。
鬱漫画専門のひとかと思いきや意外と日常系も描かれていらっしゃる。『のりりん』を読んだせいで20万円のロードバイクを購入するハメになったので非常に恨んでいる。
氏は現在病気療養中で原作仕事しかしていない。『双子の帝國』の復活待っています。

 

 

TAGRO

マフィアとルアー (星海社文庫)

マフィアとルアー (星海社文庫)

  • 作者:TAGRO
  • 発売日: 2011/09/09
  • メディア: 文庫
 

変ゼミ』がヒットしてしまったがばかりにすべてを『変ゼミ』にもっていかれた気がする。いや『変ゼミ』はとてもおもしろい漫画ですが。
このひとは作風のレンジがとても広く、SF、ギャグ、時代物、さらには複乳などを取り扱ったマニアックなエロ漫画から「青春の傷み」みたいな短編まで書く。
『マフィアとルアー』と『DON’T TRUST OVER』はバイブル。

 

 

ふみふみこ

女の穴 (RYU COMICS)

女の穴 (RYU COMICS)

 

大学時代に狂ったようにふみふみこを読んでいた時期があった。
やっぱり「青春の痛み」 みたいな漫画が、ぼくはすきです。

 

 

 

映画

 

園子温


なんかこの流れで園子温挙げると「はい出ましたw」って言われそうだな。単芝生やすなぶっ飛ばすぞ。
混沌が熱量をもって勢いのまま突っ走る映画が、ぼくは好きです。

 

 

三木聡



時効警察』の人。
とてもコミカル。こんな脱力系な映画撮れる人ほかにいるのかしら。あ、大九明子がわりとそうかも。
映画監督が好きで観てるのって園子温三木聡くらいかもしれない。そしてぼくは映画のことに関しては言葉数が少ない(自信がないから)。

 

 

新海誠

 

君の名は。』が爆売れした人。
いいから『雲のむこう、約束の場所』を観てほしい。
新海誠については以前12,000字くらい文章を書いたのでくわしくはこちら↓

関連記事:新海誠全作品ふりかえり ~『天気の子』は『君の名は。』の延長にある作品だという話~ - アヤスミ雑記

 

 

 

ゲーム

 

ゼルダの伝説 ムジュラの仮面



ゼルダ作品に駄作はひとつもないしどれがいちばんおもしろいかと聞かれると非常に難しいのだが、ぼくへの影響がもっとも著しいのが『ムジュラの仮面』。
任天堂のゲームとは思えない不気味で奇天烈な世界観。『ブレスオブザワイルド』も膨大なイベント数があったが、『ムジュラの仮面』は64のゲームながら密度がすさまじい。アンジュとカーフェイ、ロマニー牧場、トイレからのびる手……。トラウマもいっぱいだ。
まだ子供のころにプレイしたのだがどっぷりハマった。もちろん成長してからリメイクもプレイした。優れたゲームは子供のプレイにも大人のプレイにも堪えられるのである。

 

FINAL FANTASY VII

 

単純におもしろさで言えば10のほうが上な気もするのだが、多感な時期の少年への影響及ぼし度で考えると7がいちばんなんですよ。次点で6、8か。ぼくも例外なくやられた。直撃世代ではないのだが。
スチームパンクな世界観でシナリオも基本的にまじめな内容なのだが随所にユーモアが散りばめられていて適度にコミカル。そういえばリメイク版プレイできてねえな。みなさんもぜひリメイク版やる前に原典をクリアしてほしい。
「死んだ人間は『ライフストリーム』という集合体エネルギーの中を漂う」という概念は曲を書いたりするときに参考にしています。要は『千の風になって』ということである(?)。

 

 

 

音楽

 

三善晃

 

日本においてもっとも偉大な現代音楽家のひとりでは?
作品は声楽曲、器楽曲、管弦楽曲吹奏楽曲、交声曲、電子音楽、現代邦楽など多岐にわたりすぎている。
管弦楽のための協奏曲』は日本人の作曲したシンフォニエッタの最高傑作だと勝手に思っている。動画は都合により『深層の祭』です。短いので聞きやすいよ。

 

 

BUMP OF CHICKEN

 

正直挙げるのはためらったのだが、やっぱりBUMPは聞いていた。アルバムだと『ユグドラシル』が一番好き。
この項はこれで以上です。あんましゃべりたくねえ。

 

 

相対性理論

 

相対性理論の登場は間違いなくエポックメイキングだったし、メルクマールとしてずっとシーンに存在している、ようでずっと不透明でもある不思議なバンド。
中心人物であった真部脩一と西浦謙介脱退以降も鍵盤やパーカッションを採り入れて編成を変えて継続しているのは本当にすごい。活動の内容も他のロックバンドとは一線を画している。
真部脩一と西浦謙介が結成した集団行動というバンドも非常に良質なポップスを鳴らしている。

 

 

the cabs

 

2013年解散。これもう現代音楽(狭義)だろ。でもメロはめちゃくちゃキャッチーですごい。
『anschluss』はたぶん人生で一番再生している曲。そしてぼくにとっての最終目標みたいなもの。
うねりまくるギターのアルペジオ、歌いながら弾いているとは思えないフレーズのベース、爆撃機のようでありながら繊細なドラム、そして歌詞は物事がブチ壊れる一歩手前の儚さの美しさを孕んでいるというか……なんか気持ち悪くなってきたのでやめます。
最近、所属しているバンドあみのずのボーカルの紺野メイが高橋國光氏のソロプロジェクトösterreichの楽曲『きみを連れてゆく』にゲストボーカルで参加した。ずっとあこがれだった存在の楽曲にバンドメンバーが参加するなんて、そんなことある? 

きみを連れてゆく

きみを連れてゆく

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